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腎を守らんと欲すればまず、腸壁の守りを固めよ

~薬局でありそうな風景について架空の会話形式で説明しています~





75歳の 長冠 琴満(ちょうかんきんみつ)さんは、女性の割に、腎機能を表す
指標の血清クレアチニンが1.1で、高めなのを気にかけていらっしゃいます

「女性よりも男性の方が、基準範囲が高く定められていて羨ましいんです」  うへー
血清クレアチニンは筋肉量により決まるので、男女によって性差があります

「男性だったら基準範囲内だけど、今更性転換する訳にもいかないですし」  泣き1  
長冠さんは、ジムのシニアコースに通っていらっしゃるので、女性の割には筋肉質
なのかも
知れませんし、逆に運動不足の人だと実際の腎機能より低く出る様です

「でも私の場合は、兄が腎臓悪いので、遺伝的に体質が似ているんじゃないかと心配でかおまる  
兄は血清クレアチニンが2以上あって、クレメジンというお薬をのんでいますの」

腎臓は不要な物質を体外に排泄して、常に血液を綺麗に保っていますので、腎機能が
落ちると、体内に尿毒素と呼ばれる有害物質が溜まってしまいますが、多孔性球状吸着炭の
クレメジン
をのむと、腸内でインドキシル硫酸等の尿毒素を吸着して便とともに排泄させる
ので、尿毒素の吸収を阻害して尿毒症を改善し、透析導入を遅らせる効果があります

「私もクレメジンをのみたいんですが、医師にまだそれ程の段階じゃないと言われました」かおまる
クレメジンの投与基準は、明確には定められていませんが腎不全がある程度進行してから
投与される事が多く、逆に、透析になるともう服用する意味が無くなります

「兄によると、クレメジンは他のお薬と一時間以上開けてのまなきゃいけないから  かおまる
10時とか3時とか中途半端な時間になって結構面倒臭いよ、とは言っていましたけどね」

クレメジンは、尿毒素だけでなくお薬の成分も吸着してしまいますので、他のお薬と
一緒にのむと、そのお薬も吸着されて、吸収されなくなってしまう恐れがあります

「他にニューロタンと、便秘薬ものんでいますから、それが効かなくなると困ります」  かおまる  
ニューロタンは糖尿病腎症にも効く降圧剤ですが、糖尿病や高血圧の無い腎症の方がのんで
血圧を下げ過ぎる事も無く、尿蛋白や尿潜血や腎機能だけが改善されたと報告されています

「血圧はさほど高く無いんですが、腎臓を保護する目的でのんでいるんです」  かおまる 
便秘薬は、最初大腸刺激性便秘薬だったのが、最近は酸化マグネシウムになっていますね

「いつも便秘がちで、でもおかしなことに、やっと便通があって、便秘が治ったかなと  かおまる
思うと今度は下痢になったりして、中々丁度良い感じの快便が続かない体質なんです」

便秘と下痢を繰り返すと言いますと、過敏性腸症候群かも知れませんね

「緊張するとお腹が緩くなると言ったら、先生にもそう言われました」  汗5 
過敏性腸症候群の人は、小腸粘膜の透過性が亢進していると言われます、要するに
腸壁が傷ついてると、ざるの様に、色々な物が腸壁を通り抜け易くなるのです

「健康な腸は、悪い物は通せんぼして通さない、入国審査の役割をしているんですね」  かおまる
腸壁は生きて行く為に必要な栄養の取り込み口であると共に、一方では
外敵が簡単に体内に入り込まない様に水際で防いでいる防波堤でもあります

「観光目的なら歓迎だけど、密輸目的では入国しないで貰いたい、のと同じですね」   かおまる
健康な腸壁は分子量の小さい物しか通さないのですが、腸管粘膜のバリア機能が落ちると
栄養を吸収する穴が広がって、分子量の大きい物も通すようになり、それがアレルゲン
となって免疫疾患を起したり、普段は通らない細菌を通して感染症になったりするのです

「入国審査が甘ければ、犯罪者が自由に出入りして国内が無法地帯になってしいますね」かおまる
腸壁の穴が広がって、物が出入りし易い状態を腸管壁浸漏症候群(リーキーガット症候群)
と言い、過敏性腸症候群の人はこの状態を改善する事が重要です

「最初にのんでいた便秘薬のプルゼニドは、癖になり易く腸壁も黒ずむと言われました」冷汗4
プルゼニドの様な大腸刺激性便秘薬は、一時的に服用するには良いのですが、漫然と使用
すると、段々腸が刺激に鈍感になり、効き目が悪くなり、薬を増量しないと効かなくなる
耐薬性になったり、腸壁が黒くなる大腸黒皮症(メラノーシス)を起こしたりします

「大腸内視鏡専門医は、腸壁が黒いと、大腸癌は白いので見つけ易いと言っていました」かおまる  
皮肉な事にそれは事実の様ですが、やはり腸壁が黒ずむなんて良い事ではありません

「だからこそ、ずっとのみ続けても安全な酸化マグネシウムに変わったんですわ」  かおまる  
酸化マグネシウム(Mg)は塩類下剤と呼ばれ、塩類の高い浸透圧によって水分を
引っ張り、腸管内の水分量を増やして便を柔らかくして排便を促しますが、黒皮症や
耐薬性の心配はないものの、やはり、長期服用すると、Mgの血液中濃度が高くなって
高Mg血症となる危険性があり、特に腎機能の低下した人やご高齢の方では要注意です

「酸化マグネシウムは胃薬にもなるし、お値段も安く、良い薬だと信じていたのに!」  驚き1  
通常、腎機能低下かMg服用が無い限り、高Mg血症は起こりませんが、ご高齢の方は
腎機能が落ちていても自覚がない事もありますし、中には、腎機能が正常で服用量も
少ないのに、高Mg血症を起こして
、不幸にして死に至った例もあったので、酸化Mg
を服用する際は、高Mg血症の初期症状に注意してのむ様に注意喚起されました

「それで医師が、定期的に血液中のマグネシウムを測るようにしたんですね」  かおまる  
血中Mg濃度の正常値は1.8~2.4mg/dLですが、濃度が上がって行くとまず
悪心・嘔吐、起立性低血圧、徐脈、皮膚紅潮、筋力低下、深部腱反射の低下が起きます
指標となるアキレス腱反射は、Mg濃度が5mg/dL以上でやや低下、8~10mg
/dL以上でほぼ消失するとされ、18mg/dL以上だと心停止の危険があります

「アキレス腱反射って、脚気の時以外でも役立つ検査だったんですね」  スマイル 
今回便秘の治療薬が、アミティーザカプセルという、3種類目のお薬に変わっています
これは、小腸で腸液の分泌に関わるクロライドチャネルを刺激して腸液分泌を増やし
便の水分量を増やして便秘を改善するお薬で、刺激性下剤で問題となる耐薬性や黒皮症
塩類下剤による電解質異常の心配等がなく、安全に長期使用が出来る便秘薬です

「酸化マグネシウムも腸内の水分を増やすお薬ですが、どこが違うんでしょう?」  ブー1
酸化Mgは大腸で、アミティーザは小腸で働きますので、両方併用する事も可能です

「効く部位が微妙に違うんですね」  かおまる  
さらにアミティーザは、腸液分泌を増やす作用により、腸管粘膜透過性亢進を低下させ
腸粘膜バリア機能を修復改善する事が、ブタ回腸を使った実験で証明されています

「過敏性腸症候群の、小腸壁の穴が広がっている状態を改善してくれるんですね」  スマイル2  
加えてマウスの実験で、アミティーザは慢性腎臓病の進行を抑制する事が分かりました

「便秘薬が腎臓にも効くという事は、そもそも、腸と腎臓って関連性があるんですか?」かおまる
慢性腎臓病で腎臓内に蓄積する尿毒素の中で、最も悪玉と言われるインドキシル硫酸の
産生には腸内細菌叢が関わって
おり、腎臓病の人は腸内環境も悪化しているそうです
腎不全マウスにアミティーザを投与すると、腸液分泌が増加して腸壁の状態が改善され
善玉菌も増え、インドキシル硫酸や馬尿酸等の尿毒素が減少する事が明らかになりました

「尿毒素を減らしてくれるだなんて、まさにクレメジンの様な効果ですね!」  えへ5 
今の所ラットでしか証明されていませんが、アミティーザは腸内環境や腸内細菌叢の変化を
介して
尿毒素の蓄積を減少させ、慢性腎臓病の進行を抑制すると考えられています

「医師にはこれでダメだったら、次回別の薬を追加してのんでも良いと言われました」  えへ3  
便秘症の人は、消化器全体的に働きが鈍くなっている恐れがあり、アミティーザ自身
にも、腸管内容物の移動促進作用がありますが、ガスモチンやガナトン等の消化管運動
機能改善剤と併用すると
、さらに効果的なのだそうです








今回の話は、同窓会の飲みの席で聞いた話がベースに・・・
クレメジンのジェネリックで、ちゃんと効く製品が開発されたそうです


この一二か月の間、同窓会があった以外に、埼玉糖尿病ウォークラリーも開催され
先々週は、多肉生産者の神と呼ばれる方の講習会にも参加したりで
公私共に大変忙しくしておりました (だからブログもさぼってたんだな・・・)

多肉の神様が仰るには、昨今の多肉ブームに乗り、花や果物等の他業界から多肉に
参入する生産者も増えている
そうで、そういう業者さんが必ずしも悪い訳ではないが
多肉を求める消費者の貪欲なニーズにせかされるので、促成栽培せねばならず
水や肥料をふんだんに与えられ、短期間に大きく育てられて出荷されるそうです

そういう苗は、細胞数が増えて大きくなるのではなくて、細胞数は少ないまま
一つ一つの細胞が大きくなっている
だけなので、従って気孔も大きく
雑菌の侵入も簡単に許してしまうのだそうで、無菌で育てられるので尚更
菌に弱いとの事で、結果的に未熟で免疫力の弱い株が世に出回るそうです

それを裏付けるかの様に、昨年私が買った苗の中で、一旦縮み、一年かけてやっと
元の大きさに戻った時には、葉数が増えて、充実した姿になったものがあり
この一年多肉を育てて来た経験と符合するお話しなので、とても納得行きました


 緊密多肉2  緊密多肉1
(左が購入したばかりの苗、右が購入してほぼ一年経過した同一の苗)



がここからが錦玉園パラドックスで (錦玉園というのがその超一流の生産者さん)
錦玉園の苗は確かに、緊密で丈夫で美しいのですが、我が家に来た時がピークなのです

水太り促成栽培系の方は、我が家に来た時はだらしない姿なので
そこから美しい姿に育てる楽しさがあるのです
但し、雑菌には弱く、途中で死滅する恐れもあり、これが又、賭けでもあります

確かな事は、錦玉園さんの苗は、我が家で一年かけてじっくり充実株にした物の様な
状態で既に、売られているという事
です

これを良しとするか否かは別として、優良苗には間違いないので、錦玉園苗を
見つけたらやはり買うんですがね・・・ (そして多肉が又増えていく)


 緊密多肉6  緊密多肉5
(二つとも同じ苗で、左が購入したばかりの苗、右が購入してほぼ一年経過した苗)


 緊密多肉7  緊密多肉3
(二つは違う苗で、購入後一年経過した苗 左は葉数の密度が濃く、右は葉が立っている)




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プロフィール

フロル

Author:フロル
調剤薬局で働く
薬剤師です

興味のあることは
(昔)パッチワーク
   お菓子作り
   ベランダ・ガーデニング
(現在)糖尿病
    手料理
    パン屋さん

 2014年~ 多肉植物
 在宅を細々始めました

自分の勉強の為にブログを書いています

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エコライフ

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